設計施工一括で
紋別市は2023年度、紋別リサイクルセンター新設に着工する考えだ。建築面積1500m²の規模で計画。市内上渚滑町下渚滑の現センター隣接地を建設予定地とする。発注時期は検討中だが、設計施工一括方式を採用する見込み。工事は3カ年程度かけて進め、26年度の供用開始を目指す。
上渚滑町下渚滑417の8に位置する現センターは容器包装リサイクル分別適合物保管施設として2000年に完成。延べ1222m²の規模で、現在は紋別、滝上、興部、西興部、雄武の1市3町1村から発生する資源ごみを集約し資源化している。
しかし、築後20年以上が経過し、老朽化や狭隘(きょうあい)化が進行。作業効率化や処理体制の整備による取引品質の向上を図るため、現センターを利活用しながら、新たなリサイクルセンターを整備する。
新施設は現センターと同等適度の5時間当たり10㌧の処理能力を持たせ、これまで同一となっていた容器プラスチック処理ラインと紙製容器包装ラインを別ラインとする。また、手選別コンベヤーをプラスチック処理ラインにすることで容器包装プラスチックの選別精度を向上させる。
事業費は精査中。財源には国の交付金活用を検討している。