RC造、4階、6800m²の規模
稚内市は、新庁舎建設を4月初旬にも一般競争公告する。主体、弱電、強電、空調、衛生の5分割とし、いずれも2―3者の共同体での参加を求める見込み。5月中旬に開札し、6月議会で承認を諮り、7月ごろの着工を見込む。新庁舎の規模はRC造、4階、延べ6800m²。工期は2025年6月まで。23年度予算案には22億4558万円を盛り込んでいる。
建設地は中央4丁目ほかの5400m²の敷地で、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)庁舎を目指し、太陽光発電や地中熱ヒートポンプの導入などを図る。基本・実施設計は北海道日建設計が担当した。概算事業費は庁舎建設が57億7000万円、外構が3億4000万円、既存庁舎解体が4億5000万円となっている。
また、24年度には庁舎関連として地中熱ヒートポンプ導入に向けた採熱応答試験工事と地中熱ヒートポンプ、太陽光発電設備のほか、既存庁舎北側の敷地に新設する公用車車庫(事務所=RC造、平屋、延べ49・24m²、車庫=S造、平屋、延べ205・68m²)の主体、電気、機械を発注。このほか外構は25年度から26年度にかけて整備。既存庁舎などの解体は25年度中に完了する予定だ。