南幌町は、企業誘致に向けた準工業用地等整備で、造成等は2024―25年度、下水道管渠は24年度に施工を予定している。対象は市街地にある南16線西10の町有地と北海道住宅供給公社の土地約29ha。23年度に実施設計と並行しながら分譲販売の事前予約を受け付け、25年度の分譲販売開始を予定。造成等と下水道管渠の実施設計は、5月中にそれぞれ指名競争入札する見通し。業務期間はいずれも24年3月まで。
対象は国道337号と町道西9号沿いの28万9773m²(町有地8万9998m²、公社19万9775m²)。そのうち23.8ha(町有地8.7ha、公社15.1ha)は準工業用地として整備。
西9号沿い西側の1.6haは住宅用地として良質な住環境を保全し、多様な住宅供給を図る。3.6ha(道路2.1ha、特殊街路0.6ha、緩衝緑地0.9ha)は施設用地として整備する。
造成等の実施設計は造成、道路、特殊街路、緩衝緑地、給水設計、開発行為の申請手続きなどを見込む。
町は、札幌近郊の土地高騰、24年度に予定している道央圏連絡道路南幌ランプ開通などを背景に、流通業関連の倉庫、工場、施設などの立地ニーズが高まり、新たな産業創出に期待。町内工業団地は晩翠工業団地が完売、南幌工業団地も完売間近の状態であることから、未造成の土地利用を図る。