23ー32年度に総事業費17億円試算
倶知安町は、2023―32年度を期間とする次期公営住宅等長寿命化計画を策定した。総事業費に17億6446万円を試算。南6条団地の現地建て替えに既存棟除却を含め15億7186万円を見込む。24年度から隔年で1棟12戸を建設し、現在の15棟74戸を5棟60戸に集約する。南9条団地とむつみ団地は、将来的に一体型で建て替える方針だ。
現計画策定から5年が経過したため内容を見直した。
町営住宅は21年度末時点で40棟472戸ある。32年度には30棟458戸に集約する。
築50年以上が経過した南6条団地の建て替えは、23年度に基本設計と1棟目の実施設計を進める。24―32年度に5棟を建設予定で、1棟当たりの整備費は2億9436万円を見込む。26年度には集会所を設ける。既存棟は25年度から隔年で除却し、31年度の完了を目指す。
新規事業として、高齢者向け地域優良賃貸住宅2棟20戸の整備を掲げた。24、25年度に民間事業者の施工を想定。町は各年度で事業費2400万円を助成するほか、建設後、家賃を補助する。
改善事業は、23年度のノースパークタウン連絡通路改修除却のみを予定している。
計画期間後の長期的な見通しとして、隣接する南9条団地とむつみ団地の一体的な建て替えを34年度から進める考え。42年度にかけて計7棟55戸を5棟54戸に再編する方針だ。