運動公園近くの40―44区画 移住定住促進狙う
更別村は2025―27年度に、中心部で40―44区画の宅地を分譲する計画だ。候補地は更別南1線96の21などの民有地3万517m²。4月の売買契約を見込み、予定価格は4847万7000円。23年度予算案に調査測量設計費2099万9000円を計上している。宅地造成は24年度から3工区に分けて3カ年で進める見通し。移住定住対策に加え、民間賃貸住宅や宿泊施設の誘致に取り組む。
村ではスーパービレッジ構想の実現に向けて、首都圏からの企業進出が増えている。7日には建設コンサルタントの長大などが入居するサテライトオフィスが完成した。村外からの移住者が見込まれる中、宅地不足が課題となっている。
21年度に分譲を開始した新コムニ団地は、全25区画のうち21区画を販売済み。残る4区画の完売前に新たな宅地造成に着手し、移住定住の促進を狙う。
宅地分譲の候補地は中心部に位置し、北西に更別農高、南東に更別運動広場がある。敷地の北東側は国道236号に面し、広尾自動車道の更別ICまでの距離は約1kmと交通アクセスが良い。とかち帯広空港までは車で約10分と、道外との2拠点生活にも向いている。
取得後は地番合筆し、開発行為の前に地番を振り直す。農地転用の申請手続きは、7月ごろを見込む。
宅地造成は、村道新設(延長680m)や上下水道整備を計画。第6期総計の実施計画では、24、25年度の宅地造成にそれぞれ6668万9000円を試算している。