総額5%減、383億円 西村組が首位守る
オホーツク管内土木3官庁(網走開建、網走建管、オホーツク総合局調整課)の2022年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。受注総額は383億8440万円で前年度同期比5.4%、21億9684万円のマイナスだった。管内業者のシェアは1.6ポイント減の89.1%。西村組が18年度から連続で第3四半期末の首位を守っている。
落札額を税抜きで集計し、設計変更分は含まない。21年度発注のゼロ国債やゼロ道債などは全額を、多年度債は22年度支払い分を加算。共同体は出資比率で分配した。
発注機関別では、網走開建が180億677万円(前年度同期比10.3%減)、網走建管が109億4838万円(4.3%減)、オホーツク総合局調整課が94億2924万円(4.1%増)だった。業者数は全体で142者となり9者減った。
第3四半期(10―12月)の発注は62件で落札額は計23億1857万円。網走開建が6件で6億6955万円、網走建管が56件で16億4902万円、オホーツク総合局調整課はゼロだった。
網走開建発注の242号置戸町北光函渠設置が1億5000万円と最も落札額が高く、単独受注した松谷建設は上半期(4―9月)から5位をキープ。網走建管では小石川広域河川改修が1億3800万円で最高額となり、共同体で請け負った北辰土建が13位から10位に上がった。9位だった五十嵐建設は無加川の護岸改修を受注し6位に、12位だった水元建設は訓子府川ほか災復で9位に浮上した。
総額を地域別で見ると、管内業者のみ受注額が減少。管内業者は342億1313万円(7.1%減)、管外業者のうち道内は30億4986万円(4%増)、道外は11億2140万円(35.7%増)となる。管外業者のシェアは、道内が7.9%(0.7ポイント増)、道外が2.9%(0.9ポイント増)。
上半期と比べると、第3四半期に発注した62件のうち管外の受注は1件にとどまり、管内のシェアは0.7ポイント拡大した。