南富良野町は幾寅にある消防庁舎の移転改築を計画している。延べ床面積は現施設の1.5―2倍を想定。建設候補地は町民体育館敷地で、同体育館の機能移転や解体の是非などを議論した後、事業着手する。
幾寅860にある消防庁舎(RC造、2階、延べ530m²)は富良野広域連合富良野消防署南富良野支署として、1974年に建設。老朽化が著しいほか、耐震化が必要となっている。2014年度の耐震診断で、補強や改修での対応は難しく、建て替えが妥当との結果を確認した。
近年は消防車両が大型化し、車庫が手狭になっているため、現施設よりも大きくしたい考え。併せて、職員のプライバシーを確保するため仮眠室の個室化なども計画している。
幾寅847にある町民体育館の敷地を建設候補地に挙げている。敷地内にある町民体育館と旧南富良野高校舎は老朽化しているため、23年度に両施設の機能移転を議論。解体が決まれば、設計などに取り掛かる考えだ。