函館市は、公住大川団地4号棟新築を5分割で発注する。早ければ6月中旬に主体、8月中旬に電気と衛生をそれぞれ一般競争公告。建具は7月、ガスは9月にいずれも随意契約する方針だ。2025年3月中旬の完成を目指す。
大川団地は松川、田家B、中道2丁目、港3丁目改良の4団地の統合を目的に、大川町12の38の大川中跡地で20年度に整備着手した。4棟172戸の計画で、1号棟と2号棟は完成済み。現在は3号棟を施工している。
最終棟となる4号棟はRC造、5階、延べ3457平方㍍の規模。42戸で構成し、間取りは2DK10戸、2LDK25戸、3LDK7戸となっている。建設地は敷地内西側の突き出た部分で、生活道路を挟んで立ち並ぶ民家の日照を遮らないよう階段状の形状とする。実施設計は建築企画山内事務所・エーアンドエス金山建築設計・川嶋建築総合研究所共同体が担った。
主体は7月に入札し、9月の定例市議会で承認を得られ次第着工。建築のA等級2社とB等級3社の5社特定共同体を対象とする。
電気と設備はいずれも9月に入札。電気はA等級3社とB等級1社か、A・B各2社の4社特定共同体、衛生は管A・B各2社の4社特定共同体が対象となる。
概算工事費は主体8億5490万円、電気8850万円、衛生1億2480万円、建具1億8350万円、ガス3510万円としている。
25年4月1日の入居開始を目指す。