工事費4億2800万円を見込む
網走建管は無加川広域河川改修(北見市)を2工区に分け、早ければ28日に簡易型総合評価・施工実績審査型で公告する。どちらも6月中旬の入札を予定。工事費は合わせて4億2800万円を見込む。
無加川は北見市内を流れる常呂川水系の1級河川。1962年8月の豪雨で家屋浸水が生じたことを受け、65年度に改修を事業化。75年に支川のペンケビバウシ川でも浸水被害が発生したため、併せて防災対策に取り組んでいる。
事業区間は39.9km。無加川が常呂川との合流地点の上流7.2kmから36.6km区間、ペンケビバウシ川が無加川との合流地点から3.3km区間を対象とする。築堤3万460m、掘削3万9900m、護岸4万1210m、道路橋27基、JR橋1橋の架け換えをする。総事業費286億4100万円を試算し、38年度の完了を目指す。
今回発注する2工区を見ると、留辺蘂町温根湯の工区が概算工事費2億4000万円で、帯工3基と延長200mに掘削・護岸を施す。もう1件の留辺蘂町昭栄の工区は1億8800万円を見込み、延長200mに掘削・護岸をする。北見市仁頃の仁倉川で樋門4基、訓子府町福野の訓子府川で樋門1基も補修する。
工期はいずれも9カ月を予定している。