電気と機械は6月下旬の指名
小樽市は桂岡小の耐震補強・改修を主体、機械、電気の3分割で発注する。主体は近く指名し、5月下旬に入札。電気と機械は6月下旬の指名、7月下旬の入札を見込む。校舎と屋体を耐震化し、プールの鉄骨塗装なども予定する。2024年3月の完成を目指す。
桂岡小は桂岡町23の1にある。校舎(RC造、3階、延べ3717m²)は1976年度、屋体(S造、平屋、延べ972m²)は77年度に完成。現行の耐震基準を満たさず、災害時に避難所としての役割を担う必要などがあるため耐震化と改修で安全性を確保する。
校舎は鉄骨ブレースの新設と鉄筋コンクリート壁の増設、屋体は鉄骨水平ブレースの新設で耐震補強する。屋上防水や外壁改修、玄関スロープ新設、トイレ洋式化、LED化、プールの鉄骨塗装にも取り組む。
23年度予算で、耐震補強と改修に8億6800万円を措置。内訳は校舎4億9300万円、屋体2億2600万円、プール7200万円、トイレ7700万円となっている。
主体のみ議会承認を経て契約する想定。着工は3工種とも7月を見込む。桂岡小での施工により、市内全小中学校の耐震化が完了する。