長沼町は、長沼小中統合の義務教育学校新築の基本設計について、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する方針だ。早ければ5月下旬に公告し、7月中に契約を完了させたい考え。業務期間は2024年3月ごろまで。
義務教育学校は27年4月開校を目指し、25年度に校舎新築の着工を予定。建設候補地は、中央南2丁目3の1の長沼中敷地で、基本設計の中で隣接する町民会館敷地の利活用も検討する。
23年度に基本設計を進め、24年度に実施設計、25―26年度に外構を含む本体施工、27年度にグラウンドなどの外構整備と並行して既存校舎を解体する。
町教委が4月に策定した基本構想では、小学校(普通学級12学級、特別支援5学級)と中学校(普通学級7学級、特別支援3学級)で27学級を想定。文部科学省の補助金などを活用する上で、学級数に応じた必要面積の基本は、校舎が延べ1万433m²、屋体が延べ2495m²、武道館が延べ450m²となっている。
普通教室27学級のほか、特別教室21室、多目的教室、校長室や職員室などを配置。屋体の大きさは、バスケットボールコート2面以上を確保し、付属する更衣室やトイレ、器具庫などを十分に確保できるよう整備。学校開放できる環境を整える。屋外施設は陸上競技トラック、児童・生徒の人数分を勘案した駐輪場や職員駐車場の整備を見込んでいる。