網走開建が国営かん排常呂川下流地区の初弾を9日公告

2023年06月07日 16時37分

共立排水機場基礎など

 網走開建は、国営かん排(直轄明渠排水)常呂川下流地区の初弾となる共立排水機場基礎ほかを9日付で一般競争公告し、8月2日に開札する予定だ。新設する共立排水機場の基礎と函渠から工事に着手する。排水機場は予算動向などによるが2026年度の供用開始予定で、早期の効果発現を図る。

 同地区は北見市常呂町市街地の南、常呂川下流の西に広がる畑地帯。排水施設の能力が近年の降雨量に比べて不足している。たん水被害防止のため第1幹線排水機場を改修し、その上流の南側に共立排水機場を設ける。排水路は新設0.5km、改修0.2kmに取り組む。総事業費35億円で、21年度に事業化した。

 初弾は、共立排水機場の基礎として鋼管杭約45mとコンクリート杭約40mを計71本打ち込む。函渠は、常呂川へ排水する地中のコンクリート水路で、内空断面が高さ1m、幅2mのボックスカルバート約50mとする。排水機場側が現場打ち4m、以降は堤防までプレキャストで布設する。

 このほか地盤改良やう回路218mを計画。う回路で、北見常呂線下にボックスカルバートを施工する際の車両通行を維持する。工期は8月3日から24年3月下旬に設定する。

 入札参加対象は一般土木A、Bとする。入札方式は、施工能力評価Ⅱ型・施工体制確認型総合評価を適用。概算工事費は2億5000万円―4億5000万円とした。23年度当初予算では、同地区に2億9000万円を計上している。


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