泊村は茂岩地区で温泉施設新築を計画している。夏にも基本設計に着手し、年度末までにまとめる方針。2024年度の実施設計を経て、25年度の着工を目指している。
茂岩地区には16年まで村営の温泉宿泊施設「もいわ荘」があったが、赤字経営に伴い営業を終え解体。村内で宿泊可能な温泉施設として民間経営の「盃温泉潮香荘」があるものの、住民からの要望を踏まえて施設を新築する方針とした。
現在検討中の建設地は地区内の敷地約1700m²。規模や工事費、工期と併せて今後固める。近隣自治体に宿泊希望者が流れてしまう状況を踏まえ、宿泊機能を設けることも視野に入れている。
23年度は基本設計のほか、敷地測量、地盤調査をする。それぞれ7月上旬の指名競争入札を想定。測量と地盤調査は秋、基本設計は24年3月をめどに完了させたい考えだ。
14日の村議会第2回定例会で委託料を盛り込んだ補正予算を可決。基本設計費2608万1000円、敷地測量費330万円、地盤調査費61万6000円をそれぞれ措置した。