胆振総合局が宮戸地区の24年度着工目指す 排水路1.7km

2023年06月19日 16時30分

総事業費6億円試算

 胆振総合局農村振興課は、水利施設等保全高度化洪水調節機能型宮戸地区の2024年度着工を計画している。鵡川流域で排水路約1.7kmの整備に取り組む方針。総事業費6億4000万円を試算し、28年度の事業完了を見込む。

 同地区はむかわ町の鵡川沿いに広がる水田地帯。水稲をはじめ大豆やてんさいなどを栽培している。

 コンクリート柵渠の支線排水路で、整備してから40年が経過。親柱は腐食が進み、柵板は亀裂や一部欠損など老朽化が著しく、維持管理に支障を来している。近年の降雨量増加で排水能力が不足し、湛水(たんすい)被害も出ている。

 これら課題解決に向け、23年度に新規採択を受けた。維持管理の軽減と農地の湛水改良を図り、生産性向上と農業経営安定化につなげる。受益戸数は36戸、受益面積は283haとなっている。

 排水路を延長1683mにわたってコンクリート柵渠に造り替える。23年度は調査設計に取り組み、24年度の着工に備える考えだ。


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