総事業費は17億円試算
胆振総合局農村振興課は、農地整備中山間地域型龍神地区の2025年度新規採択を目指している。厚真町内で区画整理64haを施す計画で、総事業費17億4000万円を試算。23年度の調査計画地区に盛り込み、2カ年で調査を進める考えだ。
同地区は厚真町市街地の南部約15kmに位置する水田地帯。受益面積は64ha、受益戸数は9戸となっている。1964年に第一次構造改善でほ場などを整備した。良質な米の生産が可能な地域で、水稲作付けを含めた複合経営が展開されている。
しかし、ほ場は不整形な小区画が大半を占め、用排水路や暗渠は未整備。汎用化ができず転作率が低い。
耕地の大区画化や用排水路、暗渠を整備することで農作業効率の向上、耕地の汎用化を図り、水田農業の安定化を目指す。
25年度に採択されれば、初年度は調査設計を進め、26年度に着工。33年度の完了を目指す。