小樽建管は倶知安停線倶知安町など5路線の無電柱化について、2024年度の事業化を目指している。整備延長は合わせて4880m。初年度は詳細設計のほか一部着工を視野に入れている。
いずれも防災力向上や良好な景観形成推進に向け、21―25年度を期間とする第8期北海道無電柱化推進計画に盛り込まれている。
倶知安停線はJR倶知安駅から市街地方面の駅前通りが対象。30年度末を予定する北海道新幹線新駅開業に向けて景観美化を図る。ニセコ高原比羅夫線は、倶知安町内のリゾート中心地であるひらふ坂で電線を地中化済み。終点側の比羅夫、山田両地区で取り組みを進める。
倶知安停線に関しては、22年度にNTTや北海道電力といった関係機関との協議資料作成を終えた。23年度は残る4路線の関係機関協議資料作成と予備設計を予定。事業費や年次計画を詰める。
対象路線と区間、整備延長は次の通り。
▽倶知安停線(倶知安町北1条西3丁目1―北1条西1丁目18)1000m▽倶知安ニセコ線(倶知安町南4条西1丁目37―南4条西4丁目)1090m▽ニセコ高原比羅夫線(倶知安町山田72―比羅夫145)1340m▽登余市停線(余市町黒川町20丁目17―黒川町18丁目13)1220m▽岩内洞爺線(ニセコ町本通136の1―元町77の16)230m