小樽建管は、2023年度に事業化した余市川仁木町改修に着工する。掘削2.5kmなどを計画。23年度は7月13日を皮切りに3件の一般競争入札を予定している。27年度の事業完了を目指す。
余市川は赤井川村、仁木町内を流れ、余市町市街地で日本海につながる2級河川。流域面積455.1km²、幹川流路延長50.2kmとなっている。
改修区間は仁木中などが近い町道6番線仁木大橋付近から上流方向、仁木頭首工までの2520m。川と平行するように国道5号が走り、住宅や農園、特別養護老人ホームなどが立地しているため、早期の浸水被害防止を図る。
計画流量は毎秒1350m³とし、18万m³の掘削をはじめ、護岸、築堤を見込む。
23年度発注工事の概要を見ると、1工区(入札日7月27日)が掘削2万5800m³、2工区(同7月13日)が掘削2万2700m³、護岸3600m²、3工区(同8月3日)が掘削2万3000m³となっている。
総事業費は26億円で、工事費21億円、委託費5億円の内訳。23年度は当初予算で6億円を措置している。