新規で大通西4南
札幌市まちづくり政策局は、市街地再開発の2024年度概算要望に事業費ベースで23年度配分額比3.3倍の145億4400万円を積み上げている。北5西1・西2地区の除却費や工事費が大きく伸びたほか、新規に大通西4南地区を挙げた。
国土交通省の全国枠予算で配分を求める。国費ベースでは72億7200万円となっている。
新規は大通西4南地区で除却費などを要望する。再開発ビルはS一部SRC造、地下3地上34階、延べ9万9400m²の規模を見込む。高さは最高185mで計画し、デザイン監修は建築家の隈研吾氏が担当している。
継続は2地区。北5西1・西2地区は除却費と工事費を盛り込み、全体を押し上げた。再開発ビルの規模はS一部SRC造、地下4地上43階、延べ38万6700m²で、高さは245mと道内最高になる。設計は日本設計・清水建設共同体で、特定業務代行者は清水建設・伊藤組土建・岩田地崎建設・札建工業・泰進建設共同体。10月から解体に入り、28年度の完成を目指す。
このほか、北4西3地区は除却費と工事費を要望。S一部SRC造、地下6地上35階、延べ約21万m²の規模で、高さ約200mとなる構想だ。