国立病院機構旭川医療センターは、外来管理診療棟建て替えを11月に主体、電気、管の3分割で一般競争入札する考えだ。参加要件などを固め、8月ごろに入札手続きを開始する見通し。新棟の供用開始は2018年2月、既存棟解体や外構整備を含む全体の完成は同12月をそれぞれ予定している。
旭川市花咲町7丁目4048の敷地内で、病棟の北側に外来管理診療棟を新築する。規模は、外来管理診療新棟が4階、延べ1万3156m²。構造はRCかSRC造で検討している。継続して利用する既存棟の改修面積は597m²。さらに受水槽(延べ120m²)新設や既存施設解体と後処理、外構整備を施す。
岩見田設計に依頼している基本設計を月内に終え、引き続き6月の完了をめどに実施設計を進める。
同センターは、北海道内の結核を含む呼吸器系疾患を対象とした基幹医療施設。先駆的な高度医療の普及、研究、教育、情報発信の役割を担う。このほか神経・筋疾患の専門医療施設、エイズの拠点病院としての治療体制を備えている。
外来管理診療棟は築40年以上が経過し、老朽化が課題。新棟に隣接する病棟(RC造、6階、延べ1万170m²、310床)は10年7月に改築を終えている。