国立病院機構北海道がんセンター(札幌市白石区菊水4条2丁目3の54、近藤啓史院長)は、同センターの現地建て替えに向け、基本実施設計・工事監理の事業者を公募型プロポーザルで選定する考えだ。今後、開催予定の選定委員会で発注時期などを詰める。契約時期は2015年度第1四半期となる見通し。
北海道がんセンターは1999年の国立病院再編見直しに伴い、道内のがん基幹施設として位置付けられ、がん分野における診療・研究・教育研修・情報発信で先端的な役割を担っている。
現センターは、敷地面積1万5633m²、建物延べ3万5614m²の規模で、病床数は一般520床を構える。
築後30年以上が経過し、駐車場も手狭なことから改築を計画。市道を挟んで南西側隣接地(約3300m²)を取得できたため、地下鉄菊水駅が近く利便性の良い現在地で建て替えることにした。
整備スケジュールは未定だが、「スピード感を持って進めたい」(がんセンター)としている。施工業者は入札で決める方針だ。