日本放送協会(NHK)は9日、札幌放送会館建て替えに向けた基本設計の委託先を公募型プロポーザルで決めると発表した。新たな会館は延べ2万m²超の規模を想定。22、23の両日、参加意向のある設計事務所に要綱書を配布する。
同日、公募要領を公示した。NHKは、札幌市中央区北1条西1丁目にある現会館が完成から50年以上経過し老朽化が進んでいることから、北1条西9丁目の市有地約1万m²を取得し新たな会館を建てる方針を一昨年決めた。当初計画によると、着工は2017年6月、完成は20年度中となる。
基本設計の履行期限は18年6月下旬。プロポーザル参加には、NHKの測量・建設コンサルタント業者一覧に登録している1級の建築設計事務所、もしくは設計共同体で、延べ2万m²以上の免震構造の建物を設計した実績が求められる。
22、23の両日、参加意向のある設計事務所に工事スケジュールや建物規模など詳細を記した要綱書を配布する。NHK経理局調達契約部かNHK札幌放送局企画総務部が窓口となる。