室蘭市が環境科学館整備へ年度内に基本計画-PFIも視野

2015年08月18日 19時19分

 室蘭市は、青少年科学館と市立図書館を合築して整備する仮称・環境科学館の基本計画を、2015年度中に策定する。現段階では延べ4000―5000m²、総事業費に20億―23億円を試算。構造や階層、機能やコンセプトといった詳細は基本計画で固める。20年度の完成が目標。整備に当たってはPFI方式の導入も視野に入れている。

 本町2丁目2の1の青少年科学館は1963年の完成で、同種施設としては道内で最も古い。規模はRC造、地下1地上3階、延べ2555m²。利用者は年間約4万人だが、暖房ボイラなど設備の老朽化に加え、収納スペース不足にも悩まされている。

 隣接地の本町2丁目2の5にある市立図書館は、58年に竣工した。規模はRC造、地下1地上3階、延べ1602m²。年間利用者は7万人程度に上るが、増加する蔵書に対して閲覧・収納スペースが足りず、経年劣化による雨漏りも発生している。

 いずれも11年度の耐震診断では、Is値(構造耐震指標)が0・3未満と低いことが判明。そこで、ポリ塩化ビフェニール(PCB)廃棄物受け入れに伴う国の交付金を整備財源に充て、改築することにした。

 スペースや設備の共有化を通じたコスト削減を狙い、両施設の合築を検討。エネルギーや低炭素社会など環境をテーマにした環境科学館として整備することを決めた。

 現段階では、両館を合わせた敷地6414m²と、今後解体を予定している市保健福祉部分庁舎の敷地1429m²を活用する見通し。隣接する蘭西下水ポンプ場には手を付けない方針だが、敷地が不足する場合は職員駐車場など6524m²も使用する考え。

 市は合築するに当たり、施設整備の考え方や事業費、整備スケジュールを固めるため、石本建築設計に基本計画策定を委託。この中に市民意見や要望をより多く反映させるため、ワークショップや専門家による整備検討会議、関係団体との意見交換会を開くほか、利用者を対象としたアンケートを実施することにしている。

 直営方式で整備する場合は16年度基本設計、17年度実施設計、18―19年度施工というスケジュールを描いている。ただ、今後の検討の中でPFI方式の導入が決まった場合、スケジュールが変動する可能性もある。


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