真駒内競技場は建て替え-冬季五輪招致で札幌市が施設配置案

2015年12月10日 19時08分

 札幌市は2026年大会の招致を目指す冬季五輪・パラリンピックで、施設配置計画の候補地検討案をまとめた。選手村、メディアセンターなどの非競技施設は開閉会式会場とする札幌ドーム周辺を想定。大会後はスポーツパークや商業施設などに利活用する考え。競技施設は真駒内屋内・屋外競技場や月寒体育館を建て替えるとともに、スピードスケート競技場などを札幌ドーム周辺に新設する構想もある。

 主な競技会場として、スキー・スノーボードのうちアルペンはニセコと富良野を想定。フリースタイルは札幌国際、テイネ、ばんけい、藻岩山、Fu(藤野)の5カ所を盛り込んだ。クロスカントリーは既存の白旗山、ジャンプのラージヒルも既存の大倉山、ノーマルヒルは宮の森のほか大倉山への新設も候補とした。ノルディック複合は円山競技場と白旗山で検討している。

 スケートでは、完成から40年以上が経過した真駒内屋外・屋内を建て替える。このうちスピードスケートについては、札幌ドーム周辺への新設と、帯広の明治北海道十勝オーバル利用も候補に浮上。札幌ドーム周辺は選手村などが近く機能連携で相乗効果が期待できるが、建設費がかさむ。帯広は既存リンクを活用できるものの距離が離れているのが難点だ。

 非競技施設の選手村は土地13万4000m²、建物12万3000m²を想定。大会後はメディアセンター、メディア村とともにスポーツパークや宿泊施設、住宅、商業施設などに転用することを見込んでいる。

 今後は来年3月までに開催概要計画を策定し、16年夏をめどに日本オリンピック委員会(JOC)へ提出する予定だ。


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