テーオー小笠原(函館市港町3丁目18の15、小笠原康正社長)は、テーオーデパートの1―6階全館の大幅改装を計画している。内装改修や飲食スペース、多目的トイレの新設などを検討中。投資額は数億円規模に上る可能性がある。
函館市梁川町10の25にある同店の大幅な改装は2007年以来、9年ぶり。北海道新幹線の開業に伴う観光客の増加が期待される地で、地元客に加えて幅広い客層の取り込みを目指す。
改装は、営業を続けながら年内をめどに順次進める方針。イートインコーナーや多目的トイレを新設するほか、詳細は検討中だが、さまざまなジャンルのテナント誘致を進め、内装の一新を図る。
函館市内では、棒二森屋店が本館、別館の食品、土産品売り場を改装。丸井今井函館店でも立体駐車場や地下食品売り場のリニューアルを検討するなど、集客を図ろうとする百貨店の積極的な投資が続いている。