生活協同組合コープさっぽろは、2017年度3月期の設備投資として約22億円を投じる考えだ。整備内容は明らかにしていないが、札幌市西区で店舗改築を進めるほか、既存店舗のリニューアルを行う予定。江別と石狩の工場設備増強なども検討している。
店舗の移転改築については西区で考えているが、「内容はまだ話せる段階ではない」(同組合)とする。ただ、西区二十四軒3条1丁目にある旧農産セットセンターの建物と土地を昨年取得していることから、建設候補地とみられる。敷地面積は約7300m²あり、更地となっている。
老朽化が進む札幌市白石区にある本郷店は閉店し移転する計画。移転先はNTT都市開発北海道が白石区本通8丁目3の7に建設する施設(S造、2階、延べ4477m²)で、賃借する考え。店舗面積3203m²とし、秋口にも本通8丁目店としてオープンする予定。
既存店舗のリニューアルは、留萌、旭川など8店舗を対象に実施する。同組合が販売するカット野菜などの総菜や弁当の需要が伸びているため江別、石狩にある食品工場の設備を増強。生産を拡大する方針だ。