大空町が広域穀類乾燥調製施設3棟の新増築を計画

2016年06月09日 18時58分

 大空町は、オホーツク管内の農業者が共同利用する広域穀類乾燥調製施設3棟の新増築を計画している。機械設備を含め89億円程度の事業費を試算し、2カ年で整備する。21日開会の定例会には2016年度分として15億4685万円の補正予算案を提出。8月末には計量施設増築を入札し、新築2棟も10月までには発注する見通しだ。

 8日に開かれた町議会産業建設文教常任委員会で、町産業課が施設概要と整備スケジュールを報告した。

 建設地は女満別中央271の1ほかで、女満別町農協のテンサイ共同育苗施設に隣接する農地。大空町産小麦とオホーツク管内豆類の集出荷、乾燥調製を一手に担う拠点として、国の産地パワーアップ事業で整備する。

 3棟はいずれもS造で、新築する乾燥調整施設は建築面積4600㎡、高さ27m程度の建物で、調整室のほか、荷受け、出荷室、貯留ビンなどを備える加工施設を構想。3つの貯蔵室を持つ貯蔵施設は建築面積4700㎡、高さ10m程度の規模。どちらも16年度に基礎、17年度に本工事を行い、18年度供用を目指す。

 計量施設の整備は、女満別町農協の既存トラックスケールを1台分増設することに合わせて、建築面積100㎡、高さ10m程度の上屋を増築する。これは単年度での整備となる。

 10月中旬までには3棟とも入札し、契約を済ませる予定。金額的に一般競争の対象案件となるため、設備の分離や応募の要件なども含め、発注方式を今後検討していく。


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