雨竜町が役場庁舎改築を近く指名-盆明け入札、18年春完成へ

2016年07月22日 19時30分

 雨竜町は、役場庁舎改築を来週にも指名し、8月お盆明けに入札する。現庁舎の東側に新庁舎(RC造、2階、延べ2545m²)と付属施設(S造、2階、延べ945m²)を新築するもので、工事費は外構を含め11億5000万円前後を試算。本年度は新庁舎の基礎と付属施設整備を進め、2017年度に庁舎本体を施工する。18年3月の完成、5月の供用開始を予定しており、現庁舎解体は18年度に別途発注する見通しだ。

 フシコウリウ104の国道275号沿いに位置する現庁舎は老朽化が著しく、耐震性能不足などの問題を抱えているため、北空知信金雨竜支店との複合施設として現地改築する。16年度当初予算には、新庁舎の1年目工事費2億1910万円と車庫や倉庫を備えた付属施設の新築費1億8674万円を計上している。

 新庁舎は上から見ると正方形に近い形となっており、外壁の面積を少なくすることで外気温の影響を受けにくくする。さらに、れんが積み外断熱工法を採用して冷暖房効率も向上させる。

 1階の玄関近くに配置する町民ホールは災害時の一時避難所にも活用。玄関近くのトイレにはオストメイト(人工肛門・ぼうこう保有者)に対応した多目的トイレを整備する。また、北空知信金雨竜支店は町民の利便性を考慮して玄関に近い北西角の132m²を使用して開設する考え。

 2階に設ける議場は町議会開催時以外は大会議室として使用し、災害時には対策本部を置くことも想定している。

 実施設計は創建社が担当。当初計画では消防団第1分団詰め所も複合化に含めていたが、近年の人件費、資材費の高騰を受けて15年度に計画を見直し、消防団詰め所は別棟とすることにした。


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