芽室町は、役場庁舎建て替えで2017年度に実施する基本設計をプロポーザル方式で実施する方針だ。建築工事では同町初という。公募型か指名型かは今後決める。8月下旬から9月上旬にかけて建設予定地を決めるとともに年内に基本計画を策定し、基本設計の与条件を固める。
12日に開かれた町議会の役場庁舎建設に関する調査特別委員会で明らかにした。
施設整備の基本方針としては①利用者の視点に立った庁舎②防災拠点の役割を果たす庁舎③機能性・柔軟性・経済性を持った庁舎④環境に配慮した庁舎―の4項目を掲げる。具体的には、将来的に負担が生じる維持管理経費や、機構改革に伴う改修や設備更新にも対応できる施設を目指す。再生可能エネルギーを最大限活用した施設にする。
13年度の基本構想では、規模は延べ5000m²、事業費を23億7200万円と想定していたが、これらの方針に基づいて基本計画策定作業の中で面積や事業費を見直していく。このほか、電気や機械の設備計画について設計条件として整理していく。
スケジュールでは、18年度の前半までに実施設計を終え、後半に着工。20年度前半に供用開始する考えだ。
建設予定地は、現在地と中央公民館北側を中心に最終的な検討が進められている。