札幌市は30日付で2016年度第3回、10月以降発注予定の工事・委託情報を公表した。財政局、水道局、交通局を合わせて工事は136件、委託は66件で合計202件となっている。新規は3局合わせて50件。5億円以上の高額案件は交通局のみで、4度目の公告となる澄川駅耐震改修は12月下旬の入札を予定している。
■財政局
工事は87件で、うち新規が29件という状況。入札方式別に見ると、事後審査型制限付き一般競争が77件と大部分を占め、成績重視型は4件、総合評価方式は実績評価Ⅰ型、Ⅱ型、人材育成型、地域貢献Ⅰ型がそれぞれ1件、随意契約は2件となっている。
金額区分1億円以上5億円未満は、山鼻川防護柵設置や仮称・札苗緑小校区多世代交流施設新築など10件ある。
一方、委託は新規14件を含む50件。入札方式別では事後審査型制限付き一般競争が36件、随意契約が14件という内訳だ。
1000万円以上6000万円未満の案件は4件。月寒西岡線(西野真駒内清田線―石山西岡間)道路実施設計、厚別山本公園進入路実施設計などが該当する。
■水道局
工事、委託合わせて19件を発注する予定。このうち工事は13件で、新規は2件のみにとどまる。入札方式は事後審査型制限付き一般競争が9件、総合評価実績評価Ⅰ型が1件、随意契約が3件となっている。
金額区分が1億円以上5億円未満に設定されているのは、白川浄水場水力発電設備、北栄幹線新設その9、平岸配水池場内整備その2の3件。
委託は6件中2件が新規。全て事後審査型制限付き一般競争で発注する見通しだ。
6000万円以上の案件には、白川浄水場取水施設ほか実施設計と豊平川水道水源水質保全放流調整池実施設計がある。
■交通局
交通局は工事36件、委託10件の計46件。このうち工事2件、委託1件が新規だった。
工事は事後審査型制限付き一般競争が31件、随意契約が5件。委託は2件が事後審査型制限付き一般競争、8件が随意契約を予定している。
金額区分5億円以上の案件は、澄川駅耐震改修、新さっぽろ変電所変電設備更新、東豊線信号保安装置更新の3件。1億円以上5億円未満は随契2件を含む5件に上り、一般競争では資生館小学校前停留場改修や東区役所前駅空調設備ほか改良などの発注を見込む。
委託のうち、1000万円以上6000万円未満の案件は2件。このうち1件は新規で西車両基地煙突改修実施設計、残る1件は澄川駅耐震改修監理となっている。