北海道森林組合連合会(札幌市中央区北2条西19丁目1の9、阿部徹会長)は、同連合会事務所改築の基本設計を岩見田設計に決めた。2016年度中に基本設計を終え、17年度以降に実施設計や着工に向けた準備を進める予定だ。
札幌市中央区北2条西19丁目にある同連合会事務所(RC造、3階、延べ1164m²)は1949年に建設。築67年が経過した建物は老朽化が進み、耐震改修も難しいため建て替える。
ことし6月の通常総会で基本設計着手が承認され、公募型プロポーザル方式の設計者選定を同月公告。審査の結果、岩見田設計に決めた。
新事務所はW造、2階、延べ825m²の規模を想定する。北海道の森林づくり、道産材の普及に努める同連合会の理念に基づき、可能な限り道産材を使用し、建物そのものが「道産材のショールーム」をコンセプトに提案された。
1階には展示コーナーや会議室、書庫、休憩室のほか、テナント用事務所を2部屋確保。2階は連合会本部事務所をはじめ、会長・副会長室、応接室2部屋などを備える。車庫や設備を含めた工事費には2億4000万円(解体・設計費除く)を試算している。