ルートインジャパン(東京都品川区大井1丁目35の3、永山泰樹社長)が、富良野市内でホテル新設を計画していることが分かった。建設地や施設概要は未定とするが、主にリゾート地で展開するホテル「グランヴィリオ」とし、富良野スキー場周辺での開発になるとみられる。オープンは2018年5月以降としている。
同社は、宿泊特化型のビジネスホテル「ルートイン」をメインに、観光客向けの「グランティア」や「グランヴィリオ」などのブランドホテルを国内外269カ所(11月1日時点)で運営。ゴルフ場やスキー場、温泉施設なども展開しており、グループ連結の売上高は16年3月で1011億5600万円と、年々業績を伸ばしている。
今回、富良野市で計画しているホテルブランドは、道内で十勝幕別温泉グランヴィリオホテルに次いで2店目となる。建設地などについては明らかになっていないが、関係者によると、市街地ではなく富良野スキー場「北の峰zone」の周辺での開発を検討しているとみられる。
「グランヴィリオ」シリーズは、本道以外に徳島や石垣島、サイパンなど主にリゾート地で運営している。海外進出にも力を入れており、17年1、2月にはベトナムのダナンで2カ所を順次オープンするほか、18年5月以降もさらに同国で1カ所増やす計画だ。