厚真町がダム周辺の幌内地区に広場や緑地を整備-18年度以降

2017年01月17日 19時15分

 厚真町は、厚真ダムや建設中の厚幌ダムがある幌内地区で、広場や多目的緑地、展望スペースの整備を計画している。観光振興や地域コミュニティーの強化が目的。2018年度の厚幌ダム建設事業完了以降、5年程度をかけて段階的に整備を進める方針だ。

 都市では味わえない自然観察、自然体験といった余暇活動の基盤を整え、地域活性化につなげることが狙い。自然との調和がテーマのため、盛り土などの整備は最低限にとどめる。

 このほどまとまった基本構想によると、厚幌、厚真ダムにつながる道道上幌内早来停線沿いを中心に、厚幌ダムの建設宿舎が立つ幌内マナビィハウス前から厚真ダムまで約5㌔の区間で、広場、多目的緑地など8カ所を整備する計画だ。

 主なものでは、マナビィハウス前に立つ宿舎の撤去後、跡地に9ホールのパークゴルフコースや利用者向け駐車場、あずまやなどを設置。

 同ハウスから厚幌ダム方面へ向かい、現在はダムの土捨場として利用しているスペースでは、盛られた土砂を有効活用して多目的緑地広場を造成する。

 盛り土の最終的な形状によって使用できる面積は変わるが、土地自体の面積は3ha以上。オートキャンプ用を含むテントサイトをはじめ、芝生のイベント広場、キャンプファイアなどに活用できる多目的広場、川遊びが楽しめる親水水路、駐車場などの整備を検討している。

 このほか、駐車場とチセ風あずまやを備えたダム湖眺望広場や、数カ所の展望スペース設置を見込む。

 事業は段階的に進めていく考えで、マナビィハウス前でのパークゴルフ場などの整備が初弾となる見通し。厚幌ダムのたん水が18年8月に完了することなどを踏まえ、17年度は設計を進め、宿舎の撤去後、早ければ18年度の着工を想定している。


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