9棟構成の商業施設に-大和リースが月寒ドーム跡地の構想を発表

2017年07月12日 07時00分

 大和リース(大阪市中央区農人橋2丁目1の36、森田俊作社長)は11日、札幌市豊平区の旧道立産業共進会場(月寒グリーンドーム)の敷地4万4172m²で開発する複合商業施設の概要を明らかにした。スーパーマーケットやフィットネスクラブ、クリニックモールなど計9棟、延べ1万4535m²の施設を、緑豊かな芝生や公園に囲まれるように配置する構想。設計者や施工者の選定を進めながら計画を固め、2019年夏のオープンを目指す。

 同社は、道農政部が実施した敷地売却の公募型プロポーザルで、事業者に選定された。売却予定価格は道が設定した最低価格の約3倍に当たる22億7154万円。公募には同社のほか1者が参加した。

 2棟から成る生活利便施設ゾーンは、スーパーマーケットやドラッグストア、雑貨用品店を誘致。健康増進ゾーンも2棟で構成し、フィットネスクラブやクリニックモールを設置するほか、敷地内の公園・緑地や地域の河川空間を活用し、ヨガやウオーキングなどを実施する「アウトドアフィットネス」の定期開催を考えている。

 新たなビジネスへの挑戦をサポートするチャレンジショップや子育て世代の就労支援施設も新設。敷地内には公園や芝生広場、遊歩道を整備し、地域のイベント開催や日常のウオーキングなどで使える交流の場を提供する。駐車場は400台分を見込む。

 建設地は札幌市豊平区月寒東3条11丁目21の5。隣接する札幌市への売却予定地は、北海道日本ハムファイターズ新球場や冬季五輪メインメディアセンターの候補地にもなっているが、今回の構想について同社は「プロポーザル時の独自の提案内容」としている。


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