ベガスベガスが釧路駅近くにパチンコ店-複合施設も視野に計画

2017年07月22日 07時18分

 パチンコ・パチスロ店などを経営するベガスベガス(山形県山形市香澄町2丁目8の1、高橋秀之社長)は、JR釧路駅近くの複合商業施設「アベニュー・クシロ」跡にパチンコ店の建設を計画している。年明けにもオープン時期を決め、建設スケジュールや規模を固める意向。同社は駅に近い立地を生かし「パチンコ以外でも集客できる建物として内容を検討中」としており、複合施設としての活用も視野に入れる。(写真は解体中の現施設)

 釧路市幸町14丁目1の9にあったアベニュー・クシロは、1976年に総合スーパー長崎屋釧路店として開業したが、2002年に撤退。03年に施設を運営する武田商事(本社・釧路市)がテナントを誘致して新たにアベニュー・クシロとして再スタートした。しかし11年に中核テナントのスーパー「フクハラ」が撤退した後は、空きスペースが目立つようになり、16年8月末で閉店した。

 登記簿によると、建物はRC・S造、5階、延べ2万526m²の規模で、敷地は1万158m²。ことし3月、東京の不動産会社が武田商事から土地を取得した。建物の解体は武田商事がビケンワーク釧路支社に依頼し、18年2月までに完了する見通しだ。

 ベガスベガスは東北をはじめ、道内でも12店舗を展開。釧路での出店は初めてとなる。解体後、土地の賃借契約をし、新店舗のオープン時期は「現段階で18年か19年かは未定だが、年明けにめどが付く予定」としている。

 警視庁がギャンブル依存症の対策で、パチンコの出玉上限を現在の約3分の2に規制する方針を固め、風営法の規制などを改正し、18年2月からの施行を目指している。そのため同社は「状況を見極めながら新店舗の規模を固める」意向だ。

 また、新店舗はJR釧路駅近い立地条件を生かし「パチンコ以外でも集客を高める仕掛けを考えたい」と意欲的だ。釧路市では地域の要望を受け、食料品を扱う店舗を住民が求めている意向を伝えているという。

 同社はパチンコ店のほか、飲食店、ゲームセンター、ボウリング場などを展開。東京都内の国分寺恋ケ窪店は1階にスーパーのサミットが直結し、17年度内にオープン予定の新宿東南口店の同じビル内にはドン・キホーテが入居している。


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