函館駅前市有地等整備事業で、仮称・函館駅前プロジェクトを展開する大和ハウス工業東京本店は、11月下旬の着工に向けて準備を進めている。函館市、JR北海道とそれぞれ事業用定期借地権設定の契約を締結した上で、ホテルや商業施設を建設する。オープンは2019年6月の見通し。
計画によると、施設規模はRC一部S造、12階、延べ1万5355m²。交流広場の西側に12階建てのホテル棟、東側に3階建ての店舗棟を配置し、北側に専用駐車場140台程度を確保する。
ホテルは滞在型観光に適したサービスアパートメントを併設し、約260室の客室はゆとりある空間を考えている。商業施設は地元企業が中心のテナント構成を想定し、交流広場は既存の駅前広場との一体性・連続性を持たせる。
建設地は函館市若松町43の5ほかの敷地9887m²。設計監理は二本柳慶一建築研究所・澄建築設計・建築設計工房ロゴス共同体が担当する。施工業者は未定となっている。