鶴雅ホールディングス(釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目6の10、大西雅之社長)は、千歳市支笏湖温泉に新築するホテル「しこつ湖鶴雅別邸碧の座」の施工を岩田地崎建設に決めた。環境省などから許認可を得た後、8月上旬にも着工し、2018年6月末の完成、同8月の開業を目指す。総事業費は30億円。
16年に解体を終えた旧支笏湖北海ホテル跡地に整備する。RC造、4階、延べ約6500m²の規模で、全25室に支笏湖が見える展望風呂と内風呂を備え、デッキを含み1室100―140m²を確保。1人1泊2食付きで5万―10万円の価格帯を想定し、鶴雅グループ最高級の施設とする。
同グループで「あかん遊久の里鶴雅」以外にホテルを新築するのは初めて。実施設計は久米設計が担当した。
ホテル新築に併せ、2棟の従業員寮を「しこつ湖鶴雅リゾートスパ水の謌」の従業員寮の隣接地に整備する。1棟は老朽化した寮の建て替えで単身者用12室、もう1棟は新築で家族用2室と単身者用20室とする。弘和建設工業の設計施工で、9月の着工を予定している。