全国安全週間

2016年07月01日 09時40分

 ▼きょう1日から7日まで第89回「全国安全週間」である。本道はことし走り出しから木造の建築現場で災害が多発した。この週間を機にいま一度、木建の関係者はもとより、建設産業に携わる全ての人が身の回りの危険排除に取り組みたい。「『今だけ・これだけ・少しだけ』わずかな甘えが 命取り」。本紙本年度〈建設安全標語コンクール〉最優秀作である。こうした標語も意識高揚に役立ててほしい。

 ▼35回目の本紙コンクールには、いずれ劣らぬ力作210点が寄せられた。「基本に忠実 基礎は確実 工程手順はしっかりと」。そうそう、基礎の手抜きなどもってのほか。「一人の油断で危険が増える 気を引き締めて安全作業」。一人の注意が仲間全員を救うということだ。「きれいな服装・元気な挨拶 みんなが会社のシンボルマーク」。自分が安全のシンボル。その責任感が事故を遠ざける。「見ざる言わざる聞かざるは 危険を見逃す赤信号」。お尻を向けずに話し合いだ。

 ▼「さあ今日も KYレーダー働かせ 災害ゼロの 明るい職場」。気合とともにスイッチが入るのだろう。感度も優れているに違いない。「運転に 集中すれば 事故は減る 携帯見ずに 前を見ろ」。ながらスマホは想像以上に危険だ。当たり前のことだが大事な指摘である。「つかれてない? 昨日の疲労は事故の元」。体調を管理するのも仕事のうち。良い言葉をしっかり胸に刻んだら、あとはこうでなければ。「安全対策 掲げるだけで安心するな 実行してこそ ゼロ災害」


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