道立総合研究機構建築研究本部の建築性能試験センターは、建築技術の情報発信や会員との技術交流を図る「建築技術交流フォーラム」を立ち上げた。センターが培った技術や講習会などの情報を電子メールで発信するほか、研究相談といった相互の知見を深める場として活用する考え。趣旨に賛同する個人を会員として募っている。
同センターは、活動内容の発信強化や利便性の向上を図るため、構造計算適合性判定センターと建築研究本部性能評価課を統合し、それぞれ札幌オフィスと旭川オフィスに再編して2018年4月に誕生。構造計算適合性判定や建築構造など基盤的な調査研究、依頼試験、性能評価に取り組み、判定実績は適判センターからの累計で約4700棟に上る。
建築技術交流フォーラムは、会員の技術力向上を目的に同センターが業務や研究を通して深めた知見を共有し、情報交流を図る場として7日に設立。主な活動として、講習会や研修会の開催、技術情報の提供、研究などに関する意見交換などを予定している。
フォーラムへの参加申込書は同センターホームページに掲載する。2月1日に釧路市生涯学習センターまなぼっと幣舞、同13日に北斗市総合文化センターかなでーるで開く、建築設計者のための構造関係講習会でも入手・申し込みできる。札幌市内でも3月に開く見通しだ。
フォーラムに関する問い合わせは、運営を担う建築性能試験センター札幌オフィス、電話011(204)5362まで。