札幌で記録的降雪

2022年02月08日 09時00分

 北京冬季五輪のノルディックスキージャンプ男子ノーマルヒルで小林陵侑選手(土屋ホーム)が6日、金メダルを獲得した。個人では1972年札幌の笠谷幸生選手、98年長野の船木和喜選手に次ぐ3人目の快挙である。優勝が決まった瞬間、テレビの前で飛び上がって喜んだ人も多かったに違いない

 ▼小林選手は決勝の1回目で大ジャンプを決め、2回目も見事にまとめた。誰が見ても納得の美しいジャンプだった。半面、中継を見ていて汚さが気になったのが着地後の減速、停止に使うブレーキングトラック。黒い地肌が点々と露出していた。開催地の張家口は雪が少ないため、人工雪に頼っているせいらしい。このところの有り余る札幌の雪を少し分けてあげたいくらいである

 ▼5日から6日午後2時にかけての札幌の24時間降雪量が統計開始以来最多の60cmに達したそうだ。「厨事よりも雪掻くことに暮れ」奥脇豊子。今回雪が少なかった所の方々にはピンとこないだろうが、札幌はひどいありさまである。おとといは下半身が埋もれるくらい積もった雪と格闘して半日を過ごした。皆へとへとだろう。きのうは除排雪が追い付かず、JR北海道の札幌駅発着列車が終日運休し、道路もほぼ全市的に大渋滞。へとへとの上にいらいらも加わった

 ▼やっと職場にたどり着いてみると、新型コロナの関係で出勤できない人もちらほらと。弱り目にたたり目とはこのことか。札幌は2030年に2度目の冬季五輪開催を目指している。招致決定へ美しく着地するには、克服すべき課題がまだいろいろありそうだ。


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