コロナ影響しケーブル不足に
日高町と新ひだか町で、NTT東日本による光回線整備が遅れている。両町は開通予定を当初の3月末から秋ごろに繰り下げた。NTTの担当者は「新型コロナウイルスの影響が資材の製造やサプライチェーンに及び、光ケーブルが不足しているため」と説明している。
NTTは日高管内で日高、新ひだか、様似、えりもの4町で光回線敷設を進めている。様似、えりもの2町は21年度末の整備完了予定に変更がない。
いずれの町も新型コロナの影響で、テレワークなどに必要な高速通信需要が高まったことや、総務省の高度無線環境整備推進事業で有利な補助を受けられることなどから整備を決めた。
概算で日高は12億円、新ひだかは10億円の総事業費を見込み、20年度に町負担金を予算措置。整備、運営をNTTに委託する民設民営方式で22年度当初から順次利用を開始する予定だった。
日高町の担当者は「町民は(開通を)待っている。早期に作業を進めてほしい」と話す。
NTTの担当者は「一日でも早い開通を目指して全社を挙げて対応を進める」としている。