道建設部建築局は、28日に滝川市で2団地を移転集約する道営住宅仮称・啓南団地改築の1期目を公告する。主体2工区と電気、管に分割し、それぞれ総合評価方式で発注する考え。建具は5月の公告を予定している。工期は6月から13カ月、主体と設備を合わせた概算工事費は5億9000万円を見込む。
現在の啓南団地は、空知町3丁目に位置し、1976―80年に建設したRC造、4階、6棟143戸で構成する。滝の川町東2丁目にある滝の川団地は82―83年にRC造、4階、2棟32戸で建設している。
いずれも建物や配管など設備の老朽化や安全性の低下が進むとともに、エレベーターが設置されていないことから居住性の向上と安全性確保のため、現在の啓南団地の北側、空知町2丁目に移転集約する。
規模はRC造、5階、4棟90戸を予定し、総事業費は30億8700万円を試算する。設計はアトリエブンクが担当した。工事費は、主体1工区が2億7000万円、2工区が2億円、電気が4000万円、管が8000万円を見積もる。