区画整理など21億円　良質な米の安定生産目指す

　空知総合局産業振興部は、2023年度に中山間地域型東栄第1地区(雨竜町)の初弾工を発注する方針だ。区画整理に取り組むもので、総事業費は21億円。30年度の事業完了を見込む。

　同地区は22年度に新規採択された。雨竜町市街地の東側に位置する平たん地が対象。水稲やソバ、小麦、メロンを生産していて受益面積は80.5ha、受益戸数は12戸ある。

　区画拡大と用水路整備により、深水対応可能とすることで良質な米の安定生産を目指す。区画整理の内容は整地、道路、用排水路、暗渠排水、除れき。暗渠は素焼き土管、疎水材には火山れきを使用する。

　22年度は測量試験費に4900万円、換地費に1000万円を充てている。

　23年度以降残事業費として20億4100万円を見込む。内訳は、区画整理80.5haに16億7900万円、測量試験費3億800万円、用地補償費1500万円、換地費3900万円となっている。