畑地帯川西中央2―1地区の23年度着工要望 十勝総合局

2022年11月08日 16時50分

帯広市南部で畑地かん支線用水路1847m新設

 十勝総合局産業振興部は、畑地帯川西中央2―1地区の2023年度着工を目指し、初弾として客土、整地、除れき、畑地かんがいを要望している。23年度以降残事業費は38億円を試算し、30年度に事業完了する計画だ。

 帯広市南部の同地区はメインの畑作4品のほか、近年はタマネギやナガイモを増産している。しかし、用水施設は未整備で急勾配があり、大型機械の導入が難しい。客土や畑地かんがい2308haに取り組み、営農効率を高める。受益戸数は74戸、受益面積は2372haで、22年度に事業化。総事業費は40億円を試算する。

 メインとなる畑地かんがいは、支線用水路1847mの新設を計画。3路線が対象で、口径100―200㍉のダクタイル鋳鉄管かポリエチレン管を想定する。このほか、末端散水施設としてリールマシン20基程度を設置する見通しだ。

 区画整理は、客土105ha、整地18ha、暗渠36ha、除れき17haを進める。客土と整地、除れきは23年度にも着工したい考え。

 調査設計は、22年度末に17%が完了する。24年度まで取り組む予定だ。

 事業全体では、畑地かんがいに24億1800万円、区画整理に6億7600万円、測量設計に7億8400万円を充て、工事は8カ年で進める計画だ。


関連キーワード: 十勝 農業

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 日本仮設
  • web企画
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,635)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,461)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,112)
おとなの養生訓 第170回「昼間のお酒」 酔いやす...
2019年10月25日 (977)
おとなの養生訓 第109回「うろ」 ホタテの〝肝臓...
2017年03月24日 (719)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。