4階、延べ3400m² 東神楽町の公住新町団地RC棟

2022年12月05日 16時15分

創明建築設計で実施設計進む 資材高騰受け着工時期流動的

 東神楽町は、建て替えを進めている公住新町団地でRC棟の概要を固めた。RC造、4階、延べ3400m²の規模で実施設計を作成中。2023年度の着工を計画しているが、生コンクリート価格の高騰など情勢を鑑みて24年度以降の着工にずれ込む可能性もある。

 老朽化した同団地を北1条西1丁目で現地建て替える。5棟108戸を14棟84戸に再編集約するもので、22年度まではW造の住宅整備を進めてきた。

 新たに着工を予定しているRC造の新棟は既存のS49年棟跡地に建設する。実施設計は創明建築設計事務所が担当している。

 住戸は2LDKを中心として、一部3LDKを配置し合計36戸を確保する。エレベーターは1基設置するほか、外構には38台分の駐車場を整備する。

 大型の建物となるため、工事は住棟の中央で2工区に分割。単年度で1区ずつ発注と施工を進め、2カ年をかけて完成させる考えだ。

 基本設計段階で、RC棟は22年度の着工予定だった。21年度にはW造を3棟整備する予定だったが、予算上2棟しか整備できず1棟が22年度に食い込んだため、RC棟の着工がずれ込んだ。

 さらに昨今はロシア・ウクライナ戦争やコロナ禍で資材や工事費が急騰していて、町の予算も限られていることから、再びRC棟の着工を見送り24年度以降にする可能性もあるとしている。

 RC棟の建設完了後は、W造、2階、2棟8戸の整備を残す。RC造、2階、12戸とW造、2階、4戸の追加整備も構想しているが、人口減少や需要も考慮して再検討する考えだ。


関連キーワード: 上川 住宅

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • web企画
  • 川崎建設
  • オノデラ

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,643)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,479)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,117)
おとなの養生訓 第170回「昼間のお酒」 酔いやす...
2019年10月25日 (966)
おとなの養生訓 第109回「うろ」 ホタテの〝肝臓...
2017年03月24日 (710)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。