道内の22年度新設住宅着工戸数は7.8%減の2万9576戸

2023年05月08日 08時00分

マンションは増加も、持ち家は落ち込み

 国土交通省がまとめた2022年度新設住宅着工戸数によると、道内は前年度比7.8%減の2万9576戸とマイナスに転じた。マンションは12.5%増、分譲住宅や貸家は微減にとどめたものの、持ち家が18.2%減少したのが要因。全国の着工戸数も0.6%減の86万828戸だった。

 道内は、持ち家が18.2%減の9499戸、給与住宅が10.7%減の502戸と伸び悩んだ。分譲住宅が5324戸の1%減、貸家が1万4251戸の2%減だった。分譲住宅のうちマンションだけが2347戸と12.5%伸びた。

 3月単月は2491戸で前年同月と大きな変化はなく、持ち家が11.6%減の569戸、貸家が3.7%減の1297戸、給与住宅が9・7倍の68戸に増加。分譲住宅が12.8%増の557戸、分譲住宅のうちマンションが388戸と78%増えた。

 全国の22年度新設住宅着工戸数は、持ち家が11.8%減で過去10年間で最小の24万8132戸、貸家が5%増の34万7427戸だったほか、分譲住宅が4.5%増の25万9549戸、分譲住宅のうちマンションが10.8%増の11万3900戸となっている。

 マンションは4年ぶりに前年を上回り、貸家と分譲住宅は2年連続で増加した。

 地域別では、首都圏が1.8%増の30万2403戸、中部圏が5.6%減の9万7736戸、近畿圏が4.6%増の14万2245戸と首都圏、近畿圏が伸びた。

 3月単月を見ると、3.2%減の7万3693戸と2カ月連続で減少。貸家と分譲住宅のうちのマンションは増加したが、貸家などが落ち込んだ。


関連キーワード: 住宅

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

e-kensinプラス入会のご案内
  • 古垣建設
  • 川崎建設
  • 日本仮設

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

おとなの養生訓 第245回 「乳糖不耐症」 原因を...
2023年01月11日 (1,623)
函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想
2021年01月13日 (1,452)
おとなの養生訓 第43回「食事と入浴」 「風呂」が...
2014年04月11日 (1,103)
おとなの養生訓 第170回「昼間のお酒」 酔いやす...
2019年10月25日 (966)
おとなの養生訓 第109回「うろ」 ホタテの〝肝臓...
2017年03月24日 (713)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第258回「体温上昇と発熱」。病気による発熱と熱中症のうつ熱の見分けは困難。医師の判断を仰ぎましょう。

連載 本間純子
いつもの暮らし便

本間純子 いつもの暮らし便
第34回「1日2470個のご飯粒」。食品ロスについて考えてみましょう。

連載 行政書士
池田玲菜の見た世界

行政書士池田玲菜の見た世界
第32回「読解力と認知特性」。特性に合った方法で伝えれば、コミュニケーション環境が飛躍的に向上するかもしれません。