札幌市が新MICE施設をホテル一体型で20年度着工へ

2018年03月16日 16時00分

 札幌市は、中央区の中島公園に隣接した札幌パークホテル敷地に設ける新MICE施設の施設整備基本計画案をまとめた。敷地北側にホテル棟、南にMICE棟を配置した一体型施設とする計画。ホテル棟を除く整備事業費には280億円を見込む。ホテル建て替えの民間再開発に合わせた建設を想定しており、2020年度の着工、25年度開業を目指す。運営は指定管理者かコンセッション方式のいずれかの導入を検討する。

 15日に開かれた市議会経済観光委員会で示したもの。16日から1カ月間、市民意見を募集し、4月中旬に成案化する。

 建設地は札幌パークホテルを所有するサンケイビル(本社・東京)などからホテル建て替えに合わせた施設整備の提案があった地下鉄中島公園駅周辺のパークホテル敷地と、MICE実績のある西11丁目駅周辺の市有施設・さっぽろ芸術文化の館敷地を比較検討した。

 中島公園周辺は、官民連携でホテルと一体整備ができる利点や札幌駅からのアクセス性、周辺の宿泊施設、飲食店の集積などで有利と判断し、整備場所に決めた。

 新施設は現在、駐車場に利用している北側に高層のホテルを建て替えた後、現ホテルを解体した敷地南側に5階建てのMICE棟を新設する。

 大規模な国際会議やインセンティブツアーをターゲットに単体で5000人規模、周辺を合わせ1万人の対応を目指す。まちづくりやにぎわい創出の拠点として市民の集まる場所とし、防災機能なども備える計画だ。

 施設面積はホテル棟を除くMICE棟だけで延べ2万5500m²、エントランスや地下駐車場など共用部が1万9400m²。南側に低層棟を配置し、屋上緑化を施すことで公園との一体感を演出。地下で地下鉄中島公園駅と直結する。

 MICE機能は1―3階に4000m²の展示場、4、5階に2000m²のホールと7室2000m²の会議室を配置。それぞれ広めのホワイエを設け滞留空間を確保する。ホテル側には3000m²程度の会議室を確保するよう依頼し、大規模なイベントは連携して対応する。

 18年度に運営方式や詳細な機能検討に入り、18―19年度で基本実施設計や再開発手続きを進める見通し。建設はホテル側の民間再開発事業で進め、完成後にMICE棟の床面積相当の費用を支払い施設を取得する。

 市は施設整備によりMICE誘致を強める考えで、26年度の国際会議参加者の目標は16年度実績比で10万人多い16万5000人を掲げる。うち新施設は7万6000人の受け皿となり、施設単体の経済波及効果は生産誘発額で101億1000万円を見込む。


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