道の駅「仮称・バルーン」整備 上士幌町が19年4月発注へ

2018年08月27日 18時00分

 上士幌町は道の駅「仮称・バルーン」新築を2019年4月の発注を予定する。主体、電気、設備など分離発注とする可能性が高い。事業費は当初予定した10億5840万円(税込み)に抑えたい考え。日本都市設計・ズコーシャ・都市整備コンサルタント共同体で実施設計を進めている。

 新たな道の駅は国土交通省による重点「道の駅」候補に選ばれている。

 24時間対応トイレといった道の駅としての基本的な機能のほかに、観光地としての町の魅力を発信する。町の観光戦略を担う上士幌版DMOの「株式会社Karch(カーチ)」が農畜産物の販売といった運営を担う。現在、施設内に4カ所あるテナントショップの出店準備を進めている。21日には希望者向けの説明会を開いた。10月末には決まる見通しで、実施設計の中で店舗部分の細部を詰める。

 計画地は上士幌227の1ほか。道の駅の敷地は1万8450m²で、他に2カ所ある駐車場を含めた総面積は2万6910m²となる。

 道の駅の駐車台数は普通自動車70台など計105台。このうち大型車12台と普通車15台分は、右折レーン設置とともに国が整備する。道と町は一部で歩道を新設する。

 敷地内には上士幌町の観光資源である熱気球を係留するバルーンフィールドやドッグラン、遊具、築山も用意する。キャンピングカー用駐車場も10台分整える。

 建物施設はS造、平屋、延べ1500m²の規模。情報発信スペースや農畜産物販売所、カフェ・レストランなどを構える。

 上士幌版DMOのカーチは、道の駅とともに、現在建設中のナイタイ高原レストハウスも運営する。レストハウスの名称は「NAITAI TERRACE(ナイタイ・テラス)」に正式決定した。萩原建設工業・橘内建設・米倉建設共同体が進めている工事は11月末に完成。19年6月3日にグランドオープンする。


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