札幌市内の18年建築確認件数 総数は7000件台を維持

2019年01月22日 18時00分

 2018年の札幌市内建築確認件数がまとまった。住宅・非住宅合わせた総数は、前年比4%減の7297件。16年から3年連続でマイナスが続くが、全体では7000件台を維持している。住宅は公的住宅以外は全て前年を下回り、木造アパート等は2割減の落ち込みとなっている。

 札幌市都市局建築指導部で集計した毎月の速報値をまとめた。

 住宅総数は、件数が2.3%減の5950件、戸数が5.5%減の1万8326戸といずれも減少したが、過去10年間では件数は4番目、戸数は3番目に多い状況となっている。

 内訳は、一般個人住宅が1%減の5117件、マンション等が2.6%減の530件と微減だが、木造アパート等が19.8%減の300件と縮小幅が大きい。戸数で見てもマンション等が3.3%減の1万1036戸、木造アパート等が24.1%減の2068戸と同様の傾向となっている。

 年間の推移で見ると、件数は1、3―7月は前年を上回ったが、いずれも増加幅は1割未満。一方でマイナスだった8、9、12月は前年比1―2割減と縮小幅が大きく、これが全体の件数にも表れた。戸数は6、7、10、11月の4カ月のみ前年を上回っている状況だった。

 一方、商業や店舗などの非住宅は、11.1%減の1347件。年間の推移でも前年比プラスは3カ月だけと低調だった。工作物や昇降機を除いても3.1%減の759件にとどまっている。

 12月単月の住宅・非住宅合わせた件数は、前年同月比12.6%減の485件。うち住宅は15.7%減の360件、戸数は25.5%減の904戸と低調だった。

 主な内訳は、一般個人住宅が15.9%減の318件、マンション等が7.1%減の26件、23.8%減の467戸、木造アパート等が23.8%減の16件、46.4%減の119戸となっている。

 非住宅も2.3%減の125件と落ち込んでいるが、工作物や昇降機を除くと9.2%増の71件と増えている。

 速報値のため、次回公表時には変更の可能性がある。


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