北海道林業会館(札幌市中央区北3条西4丁目1の4、沓沢敏理事長)は、西日本鉄道(本社・福岡)と共同で同会館跡地に新築する複合施設に、6月中旬に着工する。竹中工務店の設計施工で、近く解体を終える。2020年11月中旬の完成、21年1月中旬のオープンを目指している。
北4条西5丁目で、国家公務員共済組合連合会(KKR、本部・東京)が運営するホテルの土地・建物取得を前提とした会館の建て替えを計画。コンペを経て18年3月に、西鉄と竹中工務店を共同事業者に選んだ。
西鉄のホテルと林業会館が入居するオフィスから成る複合施設に建て替える。現在は竹中工務店で詳細設計を進めている。
S造、地下1地上14階、延べ1万6171㎡の規模。1階にホテルのエントランス、2階にレストラン、3、4階にオフィス、5―14階に客室318室を配置する。
建物は林業会館と西鉄が区分所有する。林業会館が所有する2階一部と3―4階のオフィス部分の面積は約2800㎡に上る。
ホテルは西鉄の「ソラリア」ブランドで、道内初となる。高級感あふれる客室とし、地階に大浴場を備える。