建築・不動産投資会社のパーフェクトパートナー(札幌市中央区北2条東8丁目86の15、末岡由紀社長)は、白老駅北観光商業ゾーンに新築するホテルについて、10月までの着工を目指し、近く実施設計者を決める。施工者も見積もりで決め、2020年4月の完成を目指す。
9日、白老町役場で事業概要を発表した。
若草町1丁目の敷地1760㎡にW造、2階、延べ約1000㎡、20室の規模のホテルを新設。白老の文化、自然との共生をテーマに掲げ、アイヌの美術品や工芸品を展示販売するアイヌミュージアム(延べ112㎡)と、アイヌ料理を提供するレストラン(延べ133㎡)を設ける。地元食材調達には、フェニックス事業再生パートナーズ(本社・白老)が協力する。
外構、レストランなどを含めた総事業費には約2億5000万円を見込む。基本設計と企画、監修はアトリエテンマが担当した。
町は、白老駅北観光商業ゾーン(白老駅北広場の一部1・5ha)のうち約5000㎡を民間活力導入区域とし、3区画に分割して飲食・物販、宿泊施設整備などを担う事業者を募集。うち1区画に応募のあったパーフェクトパートナーが代表法人、フェニックス事業再生パートナーズが構成員となるグループを事業候補者とし、7日付で協定を締結した。
公募型プロポーザルで応募がなかった2区画計約3600㎡については、1区画にまとめて6月以降に再募集する。